【肩関節】強靭さと繊細さの絶妙なバランス
人類の肩関節は絶妙なバランスでできています。 二足直立歩行をしているので、腕の重みが肩関節にかかります。 脳梗塞の後遺症などで肩まわりの筋肉が弱くなってしまうと、腕の重みだけで脱臼してしまうこともあります。 ですので、肩関節のまわりにはある程度の強さの筋肉が必要になります。...
ちょっとした処世術として
古代中国の易のなかに、八卦(はっけ)の生成分化という考え方があります。 八卦というのは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の八卦ですが、 こう言うと、占いのイメージばかりが強くなってしまいますね。 実は、易には世界の成り立ちを説く哲学としての側面もあるのです。...
あいさつは人間関係の基本
あいさつは人間関係の基本と言われています。 どんな人とでもまずはあいさつから関係が始まっていくわけです。 あいさつをしない文化というのは…調べたわけではないですが、多分ないと思います。 あいさつの仕方は文化によっていろいろあるわけですが、自分には敵意はないですよ、あなたと良...
首の筋肉の固さと感覚器官とのあいだの深い関係
本日ご来院くださった患者様は40代の女性で、当院のことはご知人からの口コミでお知りいただき、今年の2月から1~2か月に1度のペースで通っていただいております。 今回で3回目の施術となります。 初回の主訴は全身の左側が痛むということで、特に腰から下の痛みがおつらいとのことでし...
とある頸髄損傷後遺症の方とのセッション
以前に担当させていただいていた患者様で、頸髄損傷の後遺症をお持ちの方がいらっしゃいました。 頸髄損傷というのは、何らかの外圧(交通事故や転落事故など)によって首の骨の中にある神経を傷めてしまうという状況です。 その後遺症というのは、身体のある箇所から下の神経が麻痺してしまい...
内臓の奥深くまでつながるツボ
「病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)」という故事があります。 恥ずかしながら、わたくし、つい先ほどまでその意味を取り違えていました。 肩甲骨と背骨のあいだに膏肓(こうこう)というツボがあります。 「病膏肓に入る」ですから、「たいがいの病気はこのツボから邪気が入ってくること...
肋骨は動くもの
肋骨って現生人類の場合、12対24本あるのが一般的ですが、進化過程をさかのぼり、爬虫類や魚類になりますとグッとその数が増えてきます。 原始的爬虫類や硬骨魚類の場合、頭部のすぐ下から肋骨らしきものが見られますし、尻尾の近くまでそれは続いています。...
四象調息法の基本(骨盤編)
今回は四象調息法の基本についての第二回目、骨盤編です。 胸郭に比べて骨盤の方が関わっている関節の数がずっと少ないので、胸郭編より単純な内容となっております。 しかし、逆に動きを意識するのは胸郭よりも難しいかもしれません。...
四象調息法の基本(胸郭編)
今回は、山根式四象調息法の基本を説明いたします。 タイトルでは一応「胸郭編」と銘打ってはいますが、この後別のものが続くかどうかは現在のところ不明です。 胸郭は本来よく動くものなのですが、動きが鈍くなってしまっている人がいます。 そういう人は肩こりや腰痛に悩まされがちです。...
たまには症例報告を・・・その3
最近はあれこれと考えることが減っていて、そのためブログを書くことも減っています。 なぜあれこれと考えることが減っているかと言うと、1か月ほど前に内面的な問題に対して、かなりの広範囲にわたって解決することができまして、あれこれと考える必要性がなくなってしまったからだと思います...