前かがみになる時、息は吐くのか、吸うのか?
腰痛持ちの方にとって、朝の洗顔はつらいものです。
朝起きてから間もないうちは、腰の筋肉も動かしにくいので、前かがみになるのは本当につらいのです。
日頃、腰痛を感じていない方の中でも、ある朝、顔を洗っていると突然、ぎっくり腰になってしまった…そんな経験をされた方も数多くいらっしゃいます。
ところで、皆さんは朝の洗顔のように前かがみになる時、息はどうされていますか?
吐いていますか? 吸っていますか?
どちらの方が腰に負担がかからず、楽に前かがみになれると思いますか?
実は…意外に感じられるかもしれませんが、息は吸った方がいいのです。
前回の記事で、体を後ろに反らせる時には、息を吐いた方が腰に負担がかからず、楽にできるとお伝えしました。
それとは逆に、前かがみになる時は息を吸った方が楽だということです。
その方が、インナーマッスルを使えるので、より効率的に身体を支えることができるのです。
ただ、実際には洗顔をしている間中ずっと、息を吸いつづけるわけにはいきませんので、吸った息を詰めるというコツが必要になってきます。
また、いわゆる腹式呼吸の意識を持ちながらだと、前かがみになりながら息を吸うのは難しいです。
腰の負担を減らすためには、吸った空気を背中に入れる感覚もコツとして必要になってきます。
具体的なやり方については、また後日、記事にしようと思います。