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入門的に試してみるには丁度いいやり方

私が「山根式棒セルフマッサージ」を編み出して、実践し始めたのは12年以上前のことです。

それ以来、私自身の身体のケアは、ほぼこの棒セルフマッサージだけで行っています。

よく患者様から「先生自身が肩がこった時はどうしてるの?」と聞かれます。

「丸棒を使って、自分でほぐしているんですよ」とお答えはしますが、すぐにイメージが沸かないご様子の方がほとんどです。

なかには「あの足の裏をグリグリと押す、指圧棒のことですね!」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

しかし、指圧棒(20cmもないでしょうか)とは違って、もっとずっと長い丸棒(128cmのもの)を使っています。

太ももの内側をセルフマッサージしています。

この手のやり方は、かなり強い刺激があるので、万人におススメできるものではありません。

私自身は毎日これを行なわないと体調がおかしくなってしまうほどなのですが、人によっては刺激が強すぎて、筋肉を傷めてしまう可能性もあります。

強さは自分で調整できるのですが、それでもやり過ぎてしまう可能性はあります。

そういう理由もあったので、あまり積極的に他人様におススメすることはありませんでした。

ネット上でも紹介しようかどうしようか、何度も迷ってきました。(参照:山根式棒セルフマッサージについて

やり方も簡単ではないので、正確にお伝えすることの難しさもあります。

上の画像にある「太ももの内側に対するセルフマッサージ」はまだ簡単な部類ですが、それでも画像だけを見て再現できる人はなかなかいらっしゃらないと思います。

理屈としては、自分の体重を利用して固い丸棒を筋肉に押し当てていくわけです。

つまりは、青竹踏みや足つぼマットと同じ理屈です。

あとは、中山式快癒器も同じ理屈です。

「山根式棒セルフマッサージ」はその考え方を元に、さらに強い刺激を身体のさまざまな部位に加えることを目指して編み出されました。

強い刺激を身体の入り組んだところに加えることを目指していたので、そのやり方は複雑にならざるを得なかったのです。

ところで、私と同じことを考えて、丸棒を使ってセルフマッサージをしている人は他にいないのでしょうか?

ネットで調べてみると、丸棒をこすりつける形で使っている例はいっぱい出てきます。

ものによっては、こすりつける部分がローラー状になっていて、やりやすくなっているものもあるようです。

また、腕の力で押し付けるという方法もそこそこ見られました。

指圧棒もその部類に入ると思います。

しかし、丸棒に体重をかけて身体に刺激を加える方法を取っている例は意外と少ないようです。

私が今回確認できたのは、国内で1例、海外で1例の合計2例のみでした。

どちらのやり方も公開されているものは、比較的にマイルドで実践しやすいものでした。

刺激が強く、難易度の高いものはあえて公開されていないのかもしれません。

今回は、そのうち海外のものをご紹介いたします。

アウトドアウェア、スポーツウェアを製造、販売しているパタゴニアというメーカーのサイトです。

ヨガ行者であるリディア・ザモラノさんが、丸棒を使ってセルフマッサージする方法を紹介しています。

「山根式棒セルフマッサージ」と発想の元は近いです。

あと、アプローチする身体部位もほとんど同じです。

ただ、やり方については、先ほども書いたようにザモラノさんの方が簡単であり、画像を見て真似るだけでも再現できるように思います。

また、安全性も比較的に高いように思います(それでも、注意は必要)。

それだけに、入門的に試してみるには丁度いいやり方かもしれません。

筋肉の質によって、丸棒の刺激がそもそも気持ちよく感じられない方もいらっしゃいます。

(※ 当院オリジナルの呼吸法である四象調息法における、【太陽タイプ】の方は向いていなくて、【少陰タイプ】の方は特に向いているように思いますが、そのあたりのお話はまたの機会に。)

試しにやってみる場合は、十分に注意して、少しずつ軽めに行うようにしてください。

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