山根式棒セルフマッサージについて
以前の記事にも書いたかと思うのですが、12年ほど前からオリジナルの健康法である『山根式棒セルフマッサージ』なるものを実践してまして、毎日就寝前にこれをやらないと体調がすぐれないということもあり、私のヘルスケアには欠かせないものなんですが、長い間、患者様を含めて他人様にはお勧めせずにおりました。
それが数年前に、ひょんなことから自分の母親に教えることになり、膝痛に効くやり方を教えたところ、実践してみると調子が良いということで、母親も毎日実践しないと気が済まない状態になりました。
しかし、身内としてどうしたって贔屓目に見てしまう評価の甘さもあるだろうと思いますので、母親がいくら「これは一生ものだ!」とはしゃいでいたとしても、それを患者様にすすめるのには二の足を踏んでおりました。
それが先日、とある患者様の大腿部の内側を施術する必要に迫られた時に、山根式棒セルフマッサージに頼らざるを得なくなったのです。
その患者様の状態は、大腿部の内転筋を傷めてしまっていて、内ももの股関節近くに運動時痛がみとめられました。
そこで、痛みが感じられる箇所への直接的な施術は避け、内転筋の緊張を緩めることで、受傷部への負担を減らすことにしました。