リハビリのような/気功のような
自分の施術を俯瞰的に捉えてみました。以下にその特徴を書き出してみます。
【その1】私の施術は、リハビリではありませんが、リハビリのようなところがあります。
【その2】私の施術は、気功ではありませんが、気功のようなところがあります。
【その3】リハビリのような施術、もしくは、気功のような施術の中間あたりに、自分の指圧があると捉えています。
リハビリのような施術とは、訪問マッサージのようにリハビリを目的としたマッサージのことです。
患者様の中には、脳血管障害の後遺症の緩和を希望されている方がいらっしゃいます。ほかにも、スポーツ傷害のリハビリを目的とされて来院される方もいらっしゃいます。
そういった患者様を対象としていることを指して、ここでは「リハビリのような施術」と呼んでおきます。
気功のような施術とは、呼吸法ワークショップのように健康増進を目的とした呼吸法指導のことです。
本当の気功は、呼吸法だけではなく、意識の置き方や身体的なポーズなど、心身の調整もその技術に含んでいます。
当院では、呼吸法にのみ焦点を絞ってご指導いたしております。そういう意味で「気功のような施術」と言えると思います。
リハビリと気功の狭間、もしくは、医療と健康法の狭間、さらには、西洋医学と東洋医学の狭間、そういった場所で私は施術をしていると思っています。
中途半端などっちつかずの蝙蝠のようでもありますが、逆に言うと、いろいろな状態の患者様に対応できるということでもあります。
また、そういった隙間での施術をこそ望んでいらっしゃる方には、ぴったりだと言えます。
具体的には、リハビリを受けるほどの病気・ケガをしたわけではないが、何となく体調がすぐれない方や、健康法には興味があるが、本格的な気功を学ぶほど心身的・時間的な余裕がない方などです。
そういった方々に対して、「慢性症状にお困りの方」と呼びかけさせていただいている次第でございます。