反省することしきり
昨晩のことなんですが、ひどく体調を崩しまして、どういった状況だったかと申しますと、身体の芯が冷えてしまって、悪寒がひどくして、ガタガタと震えているのに冷や汗がダラダラと流れて、頭痛と吐き気がしておりました。
のどは痛くなかったですし、鼻水も咳も皆無でしたので、風邪ではないことは明らかでした。
おそらく、最近急に寒くなってきたにも関わらず、前日に薄着で夜更かしをして、ジャンクフードをバリバリ食べて、さらにその翌日の晩(昨晩)に、キンキンに冷えたビールを飲みながら、スーパーで買ってきたベタベタになった油っこいつまみ揚げを食べたのが悪かったのだろうと思います。
久しぶりにゆっくりとできる休日だったので、羽目を外しすぎたわけですが、それは、そんなことすれば、身体に悪いですよね。
自律神経がぐちゃぐちゃに乱れたのだろうと思います。
陀羅尼助丸(だらにすけがん)を飲んで、お白湯を飲んで、お風呂に入って身体をあたためて、冷や汗をダラダラと掻いて、お風呂から上がってから『山根式棒セルフマッサージ』で、後頭下筋群と脊柱起立筋と大腿部をマッサージして、何とか眠ることができました。
陀羅尼助丸は修験道の創始者である役小角が作ったと言われている胃腸薬で、原材料に生薬のみが使われているので、副作用がほとんどない優しい薬とされています。
今朝になってからは、まだ少し頭重感が残っておりましたが、食欲もありましたし、悪寒も吐き気もおさまっておりました。
患者さんにえらそうに体調管理の大事さを説いているのに、自分がこんなことでは世話がないですね。反省することしきりです。
しかし、朦朧とした意識のなかでも、ちゃんとした対処法をとっていることだけは、自分の事ながら褒めてあげたいですね。陀羅尼助丸は妻が持ってきてくれたんですけど。
以前にも書きましたけど、どちらかと言うと、もともと身体が健康体ではなかったので、日頃から体調不良に対する対処法を研究してきたことが生きたかたちになったわけです。
たらればですけれども、何も対処せずに、ただ寝込んでいたならば、朝になってもさほど好転せず、おそらく本日は治療院をお休みしなければならなかったでしょう。
こういうことがあるたびに、自分の実践しているセルフケアを正確に伝えることができたなら、指圧院までお越しいただかなくても、患者さんご自身で体調不良に対処できるのに、と考えてしまいます。
陀羅尼助丸を紹介したり、お白湯健康法を紹介したりするのは、比較的に簡単なことなのですが、お風呂に入っていいのかどうか、という判断などは、状況を総合的に判断しなくてはならないので、なかなか一概には言えず、すんなりとは伝えられないのが実情です。
ましてや、『山根式棒セルフマッサージ』などは、微妙な力加減の調整が必須となりますので、万人にお伝えできるものではないことは、すでに以前の記事で述べたとおりです。
結局のところ、セルフケアは自分のコンディションを整えるために実践して、患者さんにはセルフケアそのものの指導ではなく、指圧を提供するというかたちでしか、患者さんの健康に寄与できない・・・というのが、現状です。
ただ、呼吸法をお伝えすることは、また違った視点からではありますが、可能なことですので、私のセルフケアの方法のなかでは、例外になるかと思います。
そこで、呼吸法がほかのセルフケアとは、どういった違った視点から捉えられていて、何故ほかのセルフケアからすると例外となるのか、ということが疑問に上がってきます。(つづく)