四象調息法を自分で試してみました
四象調息法というのは、4つの呼吸タイプがあるわけでして、人によって得意なタイプが4つのうちにどれかひとつある、ということです。
私の場合で言うと、「少陰タイプ」というタイプになります。
1枚目の画像が少陰タイプの呼吸を行っているところなんですが、我ながら体幹に軸が通っていて、いい姿勢をしていると思います。
骨盤と腰部と胸郭と頭部がきれいに上下に並んでいるように見て取れます。
それで、残りのタイプを実践した場合はどうなるかというところなんですが・・・
以前の記事にも書きましたが、私は4つの呼吸タイプすべてを患者さんに指導する立場ですから、当然、4つの呼吸タイプすべてを実践できなくてはならないわけです。
ただ、実践することはできたしても、もともと得意ではない呼吸タイプを行うわけですから、どうしても「少陰タイプ」の呼吸をしている時のようにはいい姿勢になりません。どうしても限界があります。
2~4枚目の画像がそれぞれ、少陽タイプ、太陰タイプ、太陽タイプになりますが、やはりそれぞれにどこか無理のある姿勢になってしまっています。少陽タイプ、太陰タイプは猫背が強調されてしまいますし、太陽タイプは無理にそり返ってしまっていて、背中から腰にかけての緊張感が強くなってしまっています。
世間一般の価値観からすると、太陽タイプの姿勢こそが「いい姿勢」だとされていますが、それはあくまでも太陽タイプの方にとってそうだということであって、もともと違うタイプの方からすると、それは不自然な姿勢だということになります。
その不幸な思い込みにより不自然な姿勢を取り続けてしまい、そのことが原因で肩凝りや腰痛が出てきてしまうケースがあります。そういった思い込みからくる肩凝りや腰痛などの慢性症状を緩和していきたい、というのが当院のミッションのひとつです。