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山根式セルフ腰痛ケア(3)

 ここ数日、「山根式セルフ腰痛ケア(以下、腰痛ケア)」の研究を続けているのですが、その目的がおぼろげながら見えてきました。「骨盤まわりの筋肉をニュートラルな状態にする」というのがその目的です。ただ、これにしても、まだまだ変化していく可能性があるので、確定ではありません。

 単に「骨盤矯正」と名付けてしまってもいいのかもしれません。その場合、そこに至るアイデアの一部分が、「山根式棒セルフマッサージ(以下、棒マッサージ)」であり、「四象調息法(以下、呼吸法)」であるという図式になります。

 腰痛ケアは、呼吸法とも関係が深く、棒マッサージとも関係が深いです。呼吸法と棒マッサージはそんなに深い関係はありません。

 ということは、腰痛ケアが3つの整体法(とあえて書きます)のなかで、特別なポジションにあることが分かります。

 まず、上に書いた通り、腰痛ケアのことを「骨盤矯正」と名付けてしまえば、私の感覚では、棒マッサージと呼吸法は、そこに至るための前段階の整体法という認識になります。腰痛ケアが上位にあって、ほかの2つが下位に位置するような関係ですね。

 それとは別に、水平的な関係になる場合も考えられます。腰痛ケアと棒マッサージと呼吸法が並列しているわけですが、それでも、腰痛ケアは特別なポジションにあると考えられるので、中央に腰痛ケアがあり、その両脇に棒マッサージと呼吸法があるという位置関係になります。

 しかし、前者の場合ですと、呼吸法指導を施術現場で行うことに何らかの抑圧がかかりそうに思います。「骨盤矯正だけを行っていればいいんだ」という非常にコアな頑固親父が自分の中で生まれてしまいそうです。

 と言っても、後者の場合では、今度は棒マッサージのポジションがあやふやになってくるように思います。呼吸法と腰痛ケアは現場で使えるのに、並列しているはずの棒マッサージはあくまでも自分一人の体調管理のためにしか使えていないのでは、バランスが悪く感じてしまいます。バランスが悪くても、現実なんてそんなものだと思ってしまえば、別に問題もないのですが。

 落としどころとしては、呼吸法の中に腰痛ケアを組み込んでしまうというあたりでしょうか。呼吸法の習得をする際に棒を使えば、習得がしやすくなるという考え方です。実際、そういう側面はあるように思います。ただ、それが全てというわけでもないので、結果的に腰痛ケアの一部分だけしか伝えることができないという事態は考えられます。

 今のところ、大体これらのような考えの中を堂々巡りしているような状態です。一番脈のある考え方は、2つ目の腰痛ケア、棒マッサージ、呼吸法の3つの整体法が、並列にあるというものです。この場合、棒マッサージが浮いてしまうという問題点がありましたが、これを機に棒マッサージについても、幅を広げて、いろんなタイプの方にも対応できるものにしていくという考え方もあるのかもしれません。(つづく?)

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